物置の10年後の劣化具合

まず2019年10月(台風19号:ハギビス襲来後)の外観の様子が以下。建築が2008年5月なので11年後ということになる。

度重なる雨風にさらされるも何とか倒れず、傾かずに維持できている。

ちなみにこの間に一度だけ屋根のプラスチック波板を変えている。変えたのは建築後8年くらいかな?傘釘の劣化で波板が風でバタバタしてきたための交換。下地のアスファルトルーフィングは平気そうなのでそのまま。

中は大雨こそ空いたスペースから少し雨が流れ込んで濡れるが、普通の雨位なら中は濡れないのでいい状態を保てている。

置く側も中に関しては全く問題ない。

続いて外。フェンスとは反対側のいつも見ているほうは劣化なく推移。この状態ならまだ10年はいける感じ。

打って変わってフェンス側、ソーラーパネルは風で飛ばされ、固定金属のみが残っている状態。上側の木材も腐って切りかけている。

下の方はもっとひどい。沓石の上の木材が平気なのが幸いだが、壁材の下枠の木材の端は完全に腐っている。後ろの壁が傾いてこないかが今後の注意するべきところか。

2×4のSPFは安いだけあって防腐剤でコーティングしていてもやはり腐りやすい(水にぬれなければもちろん大丈夫)。物置に使用する2×4材であれば40~50本必要だから、10年前で250円だったが、今は360円はするので、1万8千円として、SPF以外の木材を選ぶなら価格も倍以上になり、木材の材料費だけでも4,5万は覚悟した方がよさそうだ。

他の作成物のその後

SPFで作ったウッドデッキは雨のダメージを受けやすいので5年で腐る木材がちらほら出てきて、10年後に解体した。

SPFで作った柵は雨に加えて風のダメージも受けるので、5年で解体。

SPF材は雨に濡れない場所を中心に使いたい。

物置の解体

というわけでまだあと10年は持ちそうだったが、その間に屋根の張替えが必要になることや、ウッドデッキとかで出たブロック廃材と抱き合わせで処理したかったこと、今は時間があること等の理由でこの機会に解体に踏み切った。

まずは屋根のプラスチック波板を傘釘を外して取り外す。ここまでは楽。問題はその下に敷いたアスファルトルーフィングの取り外し。

日影が長い部分は比較的はがれやすいが、日が長く当たる部分は下のコンパネにくっついてしまって簡単にははがれない。これが剥がれないとどこに釘があるかわからないので大変困った。

少しずつけずって何とか屋根を取り外す。

屋根を載せる木材の先の部分も雨のため少し浸食されている。

前側の壁はかなりクリーンな状態だけど、床との接触部分の釘は錆があるため、なめてしまって抜けないものが何本かあった。

なんとか壁を外して床の身にした状態。日陰の側の床の浸食が強い。

床の裏側の浸食を心配したが、意外にもクリーンだった。

最後基礎にした沓石を抜いておしまい。解体まで2日を要した。

抜いた釘。床に近づくにつれて錆がひどくなってる。

問題は廃材の処理。ウッドデッキとかと合わせるとブロック、レンガ、コンクリートをすべて合わせると1.2tになってしまった。

木材は全て町のゴミに出せるサイズにカット。全量は400㎏。1か月100㎏までは無料なので4か月に分けて処理予定。

レンガ、ブロックの処理については別ページを参照。

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